くらしたい場所で、その人らしく生きる
在宅医療は「生活する」を支える医療です

当院は「在宅療養支援診療所」です

在宅医療とは

・通院が困難である
・医師による診察、処方、処置などの医療行為が必要である

このような方々に対して、定期的に行われる「訪問診療」

訪問診療を受けている方から、状態が変わったとき、具合が悪くなったときなどに求められて行う「往診」

「訪問診療」「往診」「訪問看護、訪問介護など、様々な職種との連携」そして「患者さんご本人、ご家族」など、多くの方々で協力しあい、支え合って、「生活する」「生きる」を支えるのが在宅医療です。

ひさまつクリニックは、在宅医療を実践する診療所です。

在宅医療は「看取りの医療」なのでしょうか?

病院で、主治医の先生から「病院で行うべき治療はありません。どの場所で看取りをされますか?」と尋ねられ、頭が真っ白になってしまったというお話をお伺いすることがあります。

在宅医療は「看取りの医療」なのでしょうか?

在宅医療は「生きる」を支えるためのものであると考えています。確かに、がんや心不全、呼吸器不全の末期状態の方には、残された時間は少ないという現実はあります。しかし、看取りは、くらしたい場所で、その人らしく生きた先にあるものです。数週間でも、数日でも、数時間でも、「どこで看取るか」ではなく「どこでどう生きるか、生きたいか」というところから、御本人、ご家族と一緒に考えることを大切にしています。

なお、ひさまつクリニックが訪問診療を行っている方では、看取りが近いという方より、長期にわたり、在宅療養を送っている方のほうが多い傾向にあります。

病気、ハンディキャップのある方の人生に寄り添い、支えるお手伝いをしたいと考えております。

ひさまつクリニックができること

・定期的な訪問診療
・24時間365日相談できる体制
・必要があれば速やかに往診できる体制(休日でも夜間でも、往診対応いたします)

・訪問先での、血液検査、尿検査、超音波エコー検査、心電図検査
・気管切開、胃瘻、腎ろう、膀胱ろうなど各種カテーテルの交換(内視鏡、エコーを使ってカテーテル位置確認も可能です)
・人工呼吸器、在宅酸素(HOT)、NIPPVなどの機器の導入、指導、維持、管理

・褥瘡の処置(外科的デブリードマンを含む)、ケアの指導
・皮膚疾患の診断、処置
・キズ、ケガの診断、処置

・胸水、腹水の穿刺ドレナージ(超音波エコーで診断し、水を抜くことができます)

・癌性疼痛、COPDの呼吸苦のある方々に対して、オピオイド(麻薬)製剤を使用した苦痛緩和
・モルヒネ、フェンタニルなどのオピオイド(麻薬)製剤の持続静注、持続皮下注、PCAポンプを使った疼痛管理
・ミダゾラムなどを用いた鎮静(苦痛を緩和するのが難しい場合に眠っていただく処置)
・トリガーポイント、関節注射による疼痛緩和

「このようなことはできるの?」というご相談もお待ちしております。

「訪問診療を受けたい」とき

主治医の先生がいらっしゃるときには、診療情報提供書(紹介状)を頂いてからご相談においでいただくと、状況が把握しやすく、スムーズにお話を進めることができます。
紹介状がない方も、まずは、クリニックにご相談にいらしてください。訪問診療を受けたい患者さんご本人がいらっしゃるのは難しいと思いますので、ご家族の方だけおいでいただいても結構です。
医療保険証、介護保険証、限度額証、介護保険負担割合証、重度心身障害、特定医療費時給者証などをお持ちいただくと、具体的な計画、お支払額の目安などをお示してきます。

まずはお気軽にご相談ください。

訪問診療を担当する医師について
鈴木 全(日本在宅医療連合学会専門医・指導医)

鈴木 全
すずき じゅん
ひさまつクリニック 院長
13年間 救急医として、外傷外科、心肺蘇生、熱傷、集中治療、病院前救護に従事
平成22年から、宮古島で訪問診療、総合診療に従事

<専門医・指導医>
救急科専門医
日本在宅医療連合学会 専門医・指導医 → 日本在宅医療連合学会専門医リスト(九州・沖縄)
日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医・専門医
日本専門医機構 総合診療研修 特任指導医